伊藤塾の塾長である伊藤真先生とライフネット生命の岩瀬大輔さんが共同で執筆した「超凡思考」を読みました。
二人とも東大在学中に司法試験に合格するというスーパーエリートです。
一応、ジャンル分けするとすれば、今流行の仕事術とか勉強術的な自己啓発本になるのだと思いますが、伝えたいことの本質は、「自己を知ることがなにより大事」という人間にとって普遍的で本質的に大事なことなんだと思います。
まず、認識しなければならないことは、私たち人間に与えられているリソースは有限であり、人間はそれぞれ違ってあたり前、とういうことです。
これが全ての人にとって大前提です。
私たちに与えられている時間・能力・金などは全て有限です。
確かに、やりたいことはたくさんあるし、欲しい物もたくさんある。それらを全てやることができれば楽しいだろうし、幸せだろうなと思います。
でも、時間的、能力的、金銭的に全てをやることは不可能です。
私たちが、生きている間にできることは、ほんとにごくわずかのことに限られています。
だからこそ、やるべき事は、自分にとって本当に必要なことに絞りこまなければなりません。
また、その絞り込んだことに関しても、できるだけ効率よくやらなければなりません。いくら対象を絞ったとしても、全てが有限なのですから、いつまでもやることはできないからです。
ここで、大事になってくるのが「自己を知る」ということです。
自分がやるべき事を選択したり、手に入れる物を選択するときに、大事な基準になるのは、ほんとうに自分にとって必要なものなのかということ。やりたくもないことをやったり、不幸になるようなことをやるというのは馬鹿げている話で、自分が楽しく幸せになれることを選択することが重要です。
また、効率的になにかやるときにも、自分にとって最も効率のよいやり方でやることが大事なのであって、ある人にとって最適な方法が、自分には必ずしもあてはまらないということだと思います。
「人間はそれぞれ違ってあたり前」なんですから、自分に最適な方法を見つけなければならないのは当然です。この時に自己を知ることができてれば、最適な手を打つことができるわけです。
例えば、自分の長所をさらに伸ばすとか、短所に対して何らかの対策を取るとか。
つまり、人の真似をすることではなく、自分を深く理解して、それに応じた手を打つことだ大事だということです。
超凡思考は、ジャンル的には、仕事術関連に分類される本だと思うのですけど、その冒頭で、「僕は、仕事術の本を読んで仕事ができるようになったという人に出会ったことがありません。」と書いてあります。
人それぞれ違ってあたり前というのが、大前提なのですから、仕事術とか自己啓発系の全てにおいて妥当すると思うのですけど、自己を知らずに、誰かが言っていることをそのまま自分にあてはめてもうまくいくわけがないのです。いくら大成功者の言葉であったとしても。
いろいろと技術的・精神的なこともたくさん書いてあるし、仕事術・自己啓発の本としても楽しむことができると思いますけど、御二人が一番伝えたいことは「自己を知る」ことなんだと思います。
一見するとさらっと読める仕事術・自己啓発的な本ですけど、すばらしい結果を出している御二人が書いている本だけあって、読めば読むほど深い部分が見えてくる本だと思いました。
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テクニック紹介本ではない






