超一流のヘッジファンドマネージャーが勢揃いです。

写真参照:http://blogs.wsj.com/deals/2008/11/13/hedge-funds-on-the-hill-live-blogging-the-hearings/
この写真は、ジョージ・ソロスをはじめとして、ワシントンの公聴会に出席した5人のヘッジファンドマネージャーです。
この公聴会で、なぜヘッジファンドはこういう大変な時期でも利益を上げることができるかなどの話がされたみたいで、投資に興味のある人にとってはすごい興味深い内容だと思います。
ヘッジファンドがすごいなと思うのは、やっぱり名前のとおり「ヘッジ(hedge)」 をうまくかけること。
自分のロングポジションに対して、必ず何らかのショートポジションを取って、自分のポートフォリオから市場全体のリスクをできる限り取り払うのです。
例えば、ソフトバンクがいずれドコモを抜いて、携帯電話のシェアNo.1になるという確信があれば、ソフトバンクの株を買っておいて、同時にドコモの株を空売りする。
すると、もし予想どおりにソフトバンクの株が上がり、ドコモの株が下がれば2重で利益を出すことができます。
この場合のドコモのショートポジションはヘッジとして使われているわけではないのですけど、確信がある場合には使えますよね。
ヘッジファンドが名前のとおり、ヘッジとしてショートポジションを取るというのは、次のような場面。
これからまだまだ厳しい環境が続くので、日経平均株価は、これから下がり続けるだろうけど、三菱UFJフィナンシャル・グループは何とか利益を上げていくだろうという予想を立てた場合。
つまり、三菱UFJフィナンシャル・グループは、日経平均株価のパフォーマンスより良いと考えた場合。
100万円相当の三菱UFJフィナンシャル・グループの株を買い、同時に日経平均株価に採用されている主要な会社の株をピックアップして100万円分空売りをかけます。
もし、予想どおりに三菱UFJフィナンシャル・グループの株価が上がり、 日経平均株価が下がったとすれば2重の利益を得ることができます。
それが理想なんですけど、もし、三菱UFJフィナンシャル・グループの株価が20%上がって、また、日経平均株価も15%上がったとします。
この場合、三菱UFJフィナンシャル・グループの方は20%の利益、日経平均株価に採用されている会社の方は、15%の損失で、結局トータルで5%の利益がでます。
反対に、三菱UFJフィナンシャル・グループの株価が15%下がって、日経平均株価が20%下がったとしても、同じくトータルで5%の利益がでます。
最悪のパターンは、三菱UFJフィナンシャル・グループの株価が大きく下がって、日経平均株価が大きく上がった場合です。この場合は、2重の損失を被ることになります。
しかし、こういうポジションを取るということは、三菱UFJフィナンシャル・グループの株価は上がり、日経平均株価は下がるという確信があったから、さらに言うと少なくとも三菱UFJフィナンシャル・グループの株価のパフォーマンスは、日経平均株価よりもいいだろうということに確信があったからです。
とすれば、最悪のパターンになる可能性は50:50よりはかなり低くすることができるはずです。
ヘッジファンドのすごいところは、「少なくとも三菱UFJフィナンシャル・グループの株価のパフォーマンスは、日経平均株価よりもいいだろう」という確信に基づいて、ポジションを取り、株価が上がろうが下がろうが、「三菱UFJフィナンシャル・グループの株価のパフォーマンスは、日経平均株価よりもいい」という限り必ず利益が出るということです。
こういうことを徹底的に考えてシミュレーションして、どんな状況の時にでも必ず利益を出すことができるらしいです。
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